外交問題に係る地方議会の在り方

イスラエルとパレスチナ、ロシアとウクライナ、こればかりではなく大変悲しいことに今年2023年世界でいくつもの戦争や紛争が終結を迎えることなく年を越そうとしております。

地球に住まう者として、これらの原因を理解することは非常に大切なこと。そして私に限らず多くの人が早期解決を心より願っていることは言うまでもありません。

先般、牛久市議会で、「パレスチナ・イスラエル戦争に対する意見書の提出」を求める意見があがりました。

地方議会としてそういったことをすることへの意義について私なりに熟慮しました。

現実的にこれら戦争は、物価高騰などの形で私たちの生活にも影響を及ぼしておりますので、私たちに決して無関係ではありません。

しかしながら、私の結論としては、市議会として為すべきことではない、というもの。「世界や国家の状況にあわせて如何に市民の皆様の生活を守る市政を行うか」これが私たち市議会議員の最重要な使命であると考えたからです。

また、地方議会からの意見書提出については、外交問題は『国の外交に与える影響を考慮し、慎重な対応が望ましい』との国からの通達も出されています。

牛久市議会では賛否が分かれましたが、まさに慎重に対応すべきことと思います。

世界中の戦争や紛争の終結、そして世界平和を切に祈ります。