小松崎伸の活動報告 


令和8年8月

厳しい暑さが続いたこの夏も、市内各地に足を運び、地域の皆さんの活動や声に触れる機会がありました。
今回は、松ケ丘自治会の子ども食堂「ふれあいキッズ」の視察をはじめ、各小学校区で開催されたタウンミーティング、そして国の登録有形文化財となった「旧飯島家住宅」についてご報告します。
地域で育まれている人と人とのつながり、市民の皆さんと行政が一緒に考えるこれからのまちづくり、そして大切に受け継いでいきたい牛久の歴史。いずれも、これからの牛久を考えるうえで大切なテーマです。 これからも現場に足を運び、皆さんの声に耳を傾けながら、市民と行政をつなぐ役割を果たしてまいります。

◇地域のつながりを育む松ケ丘自治会 の「ふれあいキッズ」を視察

現場に足を運び、地域の声を行政へ

7月19日、松ケ丘自治会館で開催された子ども食堂「ふれあいキッズ」を視察しました。

「ふれあいキッズ」は、この8月で発足4年目を迎え、今回が26回目の開催です。当日は子ども13名、大人12名、スタッフ6名の計31名が参加しました。 スタッフの皆さんが前日から準備したそうめんや天ぷらなどを、私も参加者の皆さんと一緒にいただきました。食後には、MWT(松ケ丘ウェブチーム)の皆さんによるかき氷や、参加したお母さんによる読み聞かせもあり、子どもから大人までが自然に交流する温かな地域の居場所となっていました。

自分の目で現場を見る

今回の視察のきっかけは、半年ほど前に市内の別の行政区で自治会が運営する子ども食堂を訪れたことでした。「ほかの地域ではどのような活動をしているのだろう」と関心を持ち、松ケ丘の「ふれあいキッズ」を知りました。

私は、市民の皆さんから寄せられる要望や課題について、できる限り自分の目で現場を確認することを大切にしています。 市の担当部署へ伝える場合も、単に電話で取り次ぐだけではなく、必要に応じて現場を確認し、写真や資料を添えるなど、市民の皆さんの問題意識が行政にしっかり伝わるよう心掛けています。

地域の力を行政につなげる

「ふれあいキッズ」の参加費は子ども100円、大人200円で、食材費の不足分は自治会が「たまり場補助金」を活用して支えています。

松ケ丘では自治会活動だけでなく、住民主体のサークル活動も盛んで、自治会館は地域交流の拠点として活発に利用されています。

今回の視察を通じて改めて感じたのは、こうした地域の皆さんの自主的な活動が、人と人とのつながりを育てているということです。

これからも地域の現場に足を運び、そこで活動する皆さんの声に耳を傾けながら、市民と行政をつなぐ役割をしっかり果たしていきたいと思います。

「ふれあいキッズ」の皆さん、温かく迎えていただき、ありがとうございました。

タウンミーティング

7/28(火)から8/7(金)に、令和8年度のタウンミーティングが開催されました。

このミーティングは、小学校区ごとの行政区役員の方々との意見交換の場です。

事前にお寄せいただいた、行政区からの意見を元に進められます。

これまで「小松崎伸の地域情報」でもお伝えしてまいりましたが、経営企画部より以下の説明も行われました。

牛久市の財政状況と物価高騰への対応

牛久市では、市民への行政サービスを維持しながら、将来を見据えた財政運営を進めています。令和6年度決算は歳入350.9億円、歳出342.8億円となり、基金残高を増やす一方、市債残高を減らしてきました。

今後は人口減少が見込まれる中、小中学校体育館への空調整備、下根中学校校舎の長寿命化、中央生涯学習センター文化ホールの改修、牛久消防署の建て替え、ごみ焼却場の広域化、道路・下水道などのインフラ更新といった大型事業が予定されています。

こうした状況から、すべての事業を「あれもこれも」と進めることは難しく、今後は事業の「選択と集中」が必要になります。また、行政だけでなく、「行政がやるべきこと」「地域ができること」「自分ができること」をそれぞれ考えていくことも、持続可能なまちづくりの重要なテーマとなっています。

一方、物価高騰への対応として、牛久市では第1弾から第4弾まで総額約12億2千万円の対策を実施。

  • 市民一人あたり5,000円の商品券
  • 小学校給食費の無償化前倒し
  • 福祉、医療、認定農業者などへの支援
  • 物価高対応子育て応援手当の支給
  • 住宅用省エネ家電買い替え支援
  • 低所得の子育て世帯生活応援特別給付金
  • ハートフルクーポン券
  • 高齢者へのタクシー券配布
  • 証明書コンビニ交付手数料割引
  • 子ども食堂運営支援
  • 住宅防犯対策支援

など、幅広い施策を進めています。

将来に備えて財政の健全性を保ちながら、限られた財源をどこに重点的に使っていくのか。市民・地域・行政が一緒になって考えていく必要性が示されました。

◇旧飯島家住宅が国の登録有形文化財に

牛久宿の歴史と地域の発展を伝える旧家

※一般公開は行っておりません。

牛久宿で江戸時代から重要な役割を担ってきた「旧飯島家住宅」が、令和8年7月、国の登録有形文化財に登録されました。

飯島家は、江戸時代に問屋役として牛久宿の中心的な役割を果たし、「麻屋」の屋号で旅籠屋を営んでいた旧家です。

近代以降も地域の発展に深く関わり、当主の飯島元蔵は明治20年代に村会議員や牛久郵便局長を務めました。さらに明治30年代には、牛久シャトー創設者・神谷傳兵衛が葡萄園と醸造場を開設する際、土地購入の交渉代理人を務めています。

旧飯島家住宅は、明治17年に明治天皇が女化原(現在の女化町)で行われた近衛砲兵大演習を天覧された際、行在所となった歴史も持っています。

こうした歴史を背景に、旧飯島家住宅や牛久シャトー関連資料は、令和7年に日本遺産ストーリー「日本ワイン140年史」の構成文化財として追加認定されました。

そして令和8年7月には、旧飯島家住宅の主屋、蔵、門及び塀の3件が、「造形の規範となっているもの」「国土の歴史的景観に寄与するもの」という登録基準に該当することから、国の登録有形文化財に登録されました。

江戸時代の牛久宿から明治期の地域発展、そして牛久シャトーの誕生へ。

旧飯島家住宅は、牛久の歩みを現在に伝える貴重な歴史的建造物となっています。